C++ での乱数の使い方のメモです.
典型的なコード
ll n; cin >> n;
random_device rand_dev;
mt19937 rng(rand_dev());
uniform_int_distribution<ll> dist(1, n);
for (ll i = 0; i < 10; i++) cout << dist(rng) << " ";
cout << endl;
クラス random_device
- マニュアル
- オブジェクトは乱数発生器.non-deterministic な乱数を生成する.
- operator() を実行すると,unsigned int の乱数が返り,状態が進む.
- 実行は高価である可能性がある.
クラス mt19937
- マニュアル
- 32bitメルセンヌツィッター乱数発生器
- 64bitメルセンヌツィッター乱数発生器 の mt19937_64 というクラスもある.
- o.operator() を実行すると,uint_fast32_t の乱数が返り,状態が進む.
- コンストラクタに seed を渡す.
- デフォルトコンストラクタは引数をとらず,seed = 5489u を用いる.したがって,次のように書けば,どの実行でも同じ値が生成される.
mt19937 rng;
クラス uniform_int_distribution
- マニュアル
- 乱数分布を一様分布とする.constructor に a, b を指定すると,a以上b以下の一様分布.
- T は int や ll など.デフォルトは int.
- operator() は,引数に乱数発生器を取り,一様分布を生成する.
- 他の乱数分布クラスとコンストラクタの例:
uniform_real_distribution<double> dist1(a, b);
normal_distribution<double> dist2(mean, stddev);